週末は予定通り2週連続の舳倉島でした。
舳倉島は珍鳥の宝庫ですが自分は美しい鳥が撮りたいだけでそれが珍鳥かどうかは特に問題にしていません。
ただ、美しくて色鮮やかなヤマショウビン・ヒメイソヒヨ・クロジョウビタキはいつかは撮りたいと期待して出かけました。
18日(土)の昼過ぎ、シマアオジを1人で撮っているときに少し離れた場所にやたら人が増えました。
聞いてみるとヒメイソヒヨが出たとのことで千葉の方に写真を見せていただきました。
シマアオジは十分撮れていたので自分もtetuさんと一緒にヒメイソヒヨを探してみることにしました。
他の方と少し離れたところで1時間ばかり探していましたが見つけられません。
辺りにいた人もだんだん少なくなりtetuさんと2人だけになった頃、
松林を横切って飛ぶヒメイソヒヨの姿を双眼鏡ではっきり見ました。
2人で飛んだ方向に行って探し諦めかけたときにtetuさんが「いる!」と見つけてくれました。
おかげで、羽繕をしているところを遠いなりに2人で撮ることができました。
19日(日)は朝から同じ場所に出て落ち着いてくれたので距離を詰めてたっぷり撮ることができました。
写真は日曜日の午前中に撮った松の枝に止まった数カットです。
ヒメイソヒヨ♂(White-throated Rock Thrush)
ヒメイソヒヨは日本には5月の渡りの時期に舳倉島などの日本海側で極稀に見られる野鳥です。
冬季は東南アジアの熱帯地域で越冬し夏季は中国東北部からロシアのアムール川の東側で繁殖します。
この個体は低く素早く飛び藪の中や松の下枝に止まっていました。
飛ぶと羽根の白斑と頭の青がよく目立っていました。
英名は「White-throated Rock Thrush=白い喉の岩ツグミ」です。
ヒメイソヒヨの美しさは説明するまでもなく見ていただければわかると思います。
見た目で熱帯に暮らす派手なツグミ類とわかりますが大きさは意外に小さく18cm程です。
オオルリが近くに来ると頭の毛を逆立てて追いかけていましたがときどき逆に追いかけられて逃げていました。
土曜日に撮った羽繕いと日曜日の後半に撮ったどアップ写真はまた改めてUPします。
ちなみに、ヒメイソヒヨは今日20日(月)もまだ居て撮れているとのことです。
フォトチャンネルです。
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