西表島固有種のヤエヤマハナダカトンボの続きです。
3年連続の撮影なので生態や行動もある程度は分かってきました。
居場所は決まっているので天候さえ間違わなければ確実に出会えます。
ヤエヤマハナダカトンボ♂
雄は10頭ほど見かけましたが成熟した雌は2頭しか見かけませんでした。
ヤエヤマハナダカトンボは雌雄とも成熟するまでは川を離れます。
雌は川に戻ってきても結構高いところにいるので雄より見つけにくいです。
日が高くなると少しだけ低いところに降りて来るのでそのときがシャッターチャンスです。
ヤエヤマハナダカトンボ♂
ヤエヤマハナダカトンボは真横から撮ると腹部の赤が綺麗に見えないので、
自分は少し絞って斜め上から少し見下ろすように撮ります。
ピントは基本は目ではなく触覚に合わせます。
少し絞るので胸部や目・鼻にも合います。
雄は数が多かったので撮ろうと思えばいくらでも撮れました。
ただ、光の加減や構図・背景が難しいのでじっくり選びながら撮りました。
このヤエヤマハナダカトンボの撮影ポイントについて説明します。
まず、石垣島の離島ターミナルから安栄観光で西表島の上原港に行きます。
上原港から安栄観光の送迎バスで浦内川河口まで行き浦内川観光の遊覧船に乗ります。
遊覧船で上流の軍艦岩まで行きそこからカンピレーの滝までの遊歩道1.2Kmを歩きます。
遊歩道の途中にいくつかの沢がありその水辺にヤエヤマハナダカトンボはいます。
ヤエヤマハナダカトンボは個体数が非常に少なく、
無数にいるコナカハグロトンボより1回り小さく素早く飛ぶ上、
殆どの個体が目線より上の樹上にいるので、
トンボを見つけるのに慣れている人でもなかなか見つけられないと思います。
木漏れ日の当たる比較的明るい葉の上や枝に止まっていることが多いので、
そういう水辺があればじっと座って目を凝らして見てください。
ヤエヤマハナダカトンボはここ以外にも白浜林道や大富林道・仲間川林道にも少しはいます。
フォトチャンネルです。
Rヨシゴイ・コシブトトンボなど〜石垣島・西表島2013.8
石垣島・西表島ダイビング2013.8
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